犬の保険入ってる?
人間の保険の必要性は前回の記事で述べた通りです♪今回は、保険証を持っていない犬の場合の話です。
犬の保険に入る意味
まず、人間様は健康保険に何らかの形で入ってる方がほとんどで、病院での窓口の支払いは、3割負担の方でクリニックや医院だと初診料のみで850円ほどです。大した金額じゃありません。ちょっとした皮膚科オペで1万円以下くらい。まあ、許容範囲です。
それが犬のオペとなったら、いきなり
『はい!30万円です♥』
きょえ~~~~~😱😱😱
しかも、人間様のように診療報酬点数が決まってるわけではないので時価。
明日から毎日、めざししか食べられなくなります🤣🤣🤣
そういう時のために保険に入ることを決めました。そして、人間、タダだと思えば、なんでもないような時でも医者にかかる気になるんです(医療関係者なのでよくわかるんです)
ちょっと心配だけど、今1万円払うのはキツイな。行ってみてなんでもないかもしれないし、もうちょっと様子をみておこうかしら?などと、言葉を話せない犬の症状が手遅れになったら、悔やんでも悔やみきれません😔
《2歳ゴールデンレトリバーの場合》
今回は新たに2歳のゴールデンレトリバーが新規で加入した場合で見積もり金額を出してみました。実際にはウチはブリーダーさんのところから来てすぐから保険に加入しています。
『PS保険』ペットメディカルサポート株式会社
100%補償プラン
通院10000円まで 年間20日20万まで
入院20000円まで 年間30日60万まで
手術100000円まで 年間2回20万まで
保険料年一括 36800円
●免責金額なし(つまり少額であっても上限金額までなら全額支払われます)
●がん・膝蓋骨脱臼・ヘルニアも補償内
●8歳11か月まで入れます。その後は終身継続できて、12歳以降の保険料は据え置きとなります。
●注意点として、補償開始日が申し込みから1か月後になります。ただし待期期間と違って保険料の支払いも1か月後からとなります。つまり、4/1に申し込んだら5/1から補償開始となり、5/1~4/30までの1年間の補償をしてくれるわけです。
その他、いくつかひっかけ問題のようなものがあるので、ここは受診時に工夫していくと取り損なうことがありません。
●一日通院上限1万円…トータル2万円の診療費がかかるとしたら、獣医さんに2日通院しますから分けてもらうことはできますか?とお願いしてみてください。
●病名のつかない検査、投薬のない治療は保険がおりません。獣医さんに病名はつけてもらうようにお願いしてください。また、どんな薬でもいいので出しもらうといいです。もちろん、症状に合わないものはダメですけどね。
●通院上限が20日間です…1年間の通院の中で、かかった費用の多い20日間をえらんでください。つまり、最初からすべてを請求していったとします。マダニ除去3000円を10回請求した後に、癌が発覚して1回1万円の通院を20回しなければならなかったとします。トータルで23万の支払いですが、マダニ除去を10回請求してしまったので、13万しか返ってきません。マダニは捨てて、癌1万円20回を請求すれば20万返ってきます。(これはPS保険の方に教えてもらいました😅)病院にかかったことを告げてあれば、その後の請求は1年まとめてでもできます。
これらに注意さえすれば保険金はしっかり支払われますし、これだけ手厚い補償なのに、保険料が3万円台というのは最大のメリットであるように思います。
ちなみに、昨年ウチがむぎの医療費に払った額は61773円でそのうち、PS保険に支払ってもらったものが30217円で、残りはむぎを購入した時についてきた保険で支払ってもらったものでした。つまり、持ち出しはゼロ(保険料以外)です。
でも、私はそれでも不安でした。ウチはびんぼーなのでいきなり手術費30万とか支払えない。PS保険は通院面の補償は厚いけど手術費用は10万までしか出ない。しかも同じ病気に起因する手術は1回まで。というわけで、手術に特化した安い保険をもう一つ入ることにしました。これは掛け捨てのつもりです。
『楽天あんしんペット保険Sプラン』
楽天少額短期保険株式会社
80%補償プラン
手術1回50万まで(年2回まで)同じ病気が起因の2回も補償対象です。
保険料年一括 10400円
11歳未満まで新規で入れます。
これに、ペット賠償責任特約を900円でつけました。ペットがやらかした損害賠償を500万円まで支払ってくれます。(本当はこれは1000万くらいは欲しいところですが)
●注意点として、免責金額が14000円あります。
●免責病名があります。膝蓋骨脱臼や股関節形成不全には支払われません。
●また待期期間が病気は30日、癌は60日と設定されています。
これで、例えば30万円の入院手術費用が掛かったとしても、
300000円から14000円免責で286000円。こちらの80%ですから228800円は楽天から払っていただけます。さらに、PS保険の方から、30万までの残りの71200円を払っていただいて
持ち出し0(保険料以外)
となるわけです。PS保険の上限は10万だから、10万もらえるんじゃないの?と思うかもしれませんが、かかった費用以上にもらえることはありません。また、告知義務違反にならないように、双方の保険会社に別の保険に入っていることを告げておかなければなりません。この負担割合は保険会社同士で決める場合もあるそうです。
その他にも保険というのはあの細かい字で読む気を失わせる
重要事項説明書にうーんとたくさんのトリックをしかけてあるんです😆
例えば、ウチの場合、認められなかった請求はありませんが、グレーゾーンでおまけしてもらったものはあります。それはこの重要事項説明書や約款にある『通院補償につきましては、身体障害を被り、その直接の結果として支障が生じ、かつ通院した場合の費用を保険補償の対象としております。』という部分です。この時は『むぎの体に大きなしこりが出来て穿刺液の細胞検査をしたものの癌ではなかった。』というケースでした。確かにしこりは生活に支障はなく投薬治療はありませんが、病理検査をしなければ癌かどうか?はわかりません。人間様の保険では疑い病名による検査は通るんだけどなぁとちょっと納得いきませんが、書いてあるからにはしょうがないんです。
保険会社を選ぶ際にそこを全て細かく把握してから最善を選ぶ!というのはハッキリ言って無理!時間の無駄!なので『野生の勘』を信じて選んでいいと思います。保険会社比較サイトなどもありますが、見積もりを簡単に出してくれるところと、個人情報と対価交換なところがあるのは、世の中の常!ですね😊
他にもこんなものがあります↓メリットデメリット、いろいろありますねぇ~
『うちの子』70%補償プラン
アイペット損害保険株式会社
通院12000円まで(年間22日)
入院30000円まで(年間22日)
手術15万まで(年二回)
保険料年一括 52260円 追加で賠償責任特約もつけられます。
12歳11ヶ月まで新規で入れて終身継続
膝蓋骨脱臼も保障内
●注意事項として補償開始は申込成立から1ヶ月後(クレジットカードの場合。口座振替だと翌々月)つまり、4/15に申し込んだら、クレジットカードなら5/15から、口座振替なら6/1からとなります。
《デメリット》保険料が高い。この一言。2歳でこれなら、年取った時どうなるか…。
《メリット》
●窓口支払いは負担割合のみ。つまり人間様の保険と同じで3割の支払いですみます。(提携病院のみで、それ以外の病院は後日保険会社へ請求です。)
●検査で病気と診断されなくても支払いOK(この辺がPS保険とは違って羨ましいところです)